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歯周病治療

歯周病(歯槽膿漏)を主訴として来院される患者さんのほとんどは,かなり病気が進行しています。歯肉が腫れたり,歯が動いたりしてしまった場合は,病気の経過が長い場合が多いために,治療にも時間がかかります。治療は早いに越したことはありませんが,このような方は,じっくりと腰を据えて通院して下さるようお願いします。
■歯周病治療および長期的な管理には、経験豊富な歯科衛生士が担当制で当たらせていただいております。歯科衛生士は歯周病の専門家ですのでご安心ください。また、ご要望ご質問などは担当歯科衛生士にお申し付けください。
■当院では,歯周病が進行しそうな患者さんには,本人が自覚していない場合でも,あらかじめ歯周病についてご説明するよう心掛けております。歯周病は予防が第一,私たちの言葉にぜひ耳を傾けて下さい。

糖尿病と歯周病の深〜い関係     

歯周病は糖尿病の第6の合併症といわれています。

歯周組織において免疫機能低下・代謝異常・微小血管障害などが発症し、歯周病菌に感染・組織の破壊が起こり易くなるためだと考えられています。高血糖状態において血液中では、糖化されたタンパク質が免疫細胞(マクロファージ)を刺激して、炎症性サイトカインという物質を過剰に発生させます。歯周病の炎症症状を促し、歯周組織に悪影響を及ぼすと考えられています。

つまり細菌が身体に進入してきた場合、体は自らを守ろうという働き「炎症」を引き起します。その際にサイトカインを発生させるのですが、その中には血糖値を下げる分泌物(インスリン)の働きを阻害するものがあります。

そのためにインスリンの効果が現れにくい状態となり、血糖を下げる(コントロール)するのが難しくなるといわれています。

ここ最近、歯周病を治療することで、糖尿病患者さんの血糖コントロールが改善し、指標である血液中のHbA1c(ヘモグロビン・エィワンシー) 濃度が低下するとの報告が多々聞かれるようになりました。歯周病を予防し歯周治療を行うことで元凶となっている細菌の数、すなわちプラークを除去することは、糖尿病予防の第一歩と言っても過言ではありません。

そのためには歯科医院でのプロフェッショナルケア、自身等で行うホームケアが重要です。効果的な口腔ケアを行うためは歯科医院を定期的に受診し、歯科医師、歯科衛生士による指導を受けることをお勧めします。



誰も教えてくれなかった糖尿病と歯周病の深い関係

   −内科医と歯科医による未知への探索−  


「疲れやすく、体がだるい。」「疲れているけど寝つきが悪い」「寝ても疲れがとれない」「足がよくつる」「目がかすんで見えにくくなった。」「何を食べても味がしない。」「美味しく食べられない。」「口が渇いて、喉が渇く。」「歯茎がよく腫れて、噛みにくくなった。」などなど思い当たる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
どれも糖尿病や歯周病の典型的な症状です。
この「歯周病」が「糖尿病」の合併所としてやっと知られるようになってきました。
歯ぐきの病気がなぜ糖尿病と関係があるのか不思議に思われる方も多いと思います。
全く異なる病気が何故、どのように関わっているかを紐解いていきましょう。

この2つの病気は自覚症状がほとんどないままに体を蝕み、体中に様々な影響を及ぼすことが判ってきました。

まず「糖尿病」について簡単にお話しましょう。
糖尿病はインスリンの作用不足による高血糖状態が持続する代謝疾患です。簡単にいえば人は生きていくためには食物から栄養を摂りますが、食べた物を消化、分解し「糖」として体に蓄えそれをエネルギー源として私たちは生きています。ところがその「糖」が膵臓から分泌されるインスリンが減少したり、インスリンの働きが妨げられるような様々な原因によって過剰に体に蓄積した結果、血液が高血糖状態となります。その状態が長期間に亘って続くと体中の血管が障害をうけ、糖尿病による慢性合併症を引き起こします。

具体的には糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害、動脈硬化性疾患、糖尿病手、足病変そして歯周病などです。現在日本では、「糖尿病が強く疑われる人」は890万人、「糖尿病の可能性を否定できない人」を併せると2210万人に上ると言われております。

一方、「歯周病」人類が誕生してから今日に至るまで一番感染者数の多い感染症としてギネスブックに載っています。日本では4・50歳代の90%の方が罹っているといわれ、全体では5000万人以上罹っているといわれ糖尿病と同じく21世紀の国民病ともいわれるゆえんです。
歯周病は歯肉だけが腫れた状態となる歯肉炎と、歯と歯ぐきをつないでいる部分が壊されたり、歯を支えている骨が壊されたりする歯周炎に分類されます
歯周病は歯茎が腫れる、出血する、歯がぐらつくなどの症状がありますが、初期にはほとんど症状がない場合も多く、気付いた時には重症化している場合も多く見られます。

この歯周病の原因はプラーク(歯垢)です

プラークは歯を磨かないでいると、ねばねばしてきます。これは単に食べかすが溶けたものではなく、その70%が細菌です。細菌や、細菌が出す毒素によって歯ぐきに炎症が起き、その結果として血が出る・膿が出る・腫れるなどの症状が出てきます。口の中には300種類以上の細菌が棲んでいて,その数はお口の手入れのいい人で500億,普通の人で2000億,手入れの悪い人では1兆もの菌が存在するといわれています。

細菌はお互い同士が集まって塊を作る性質があり、こうしてできた細菌の塊がプラークです。プラークの中の細菌の一部は,毒素や酵素など体に対して有害な物質を出し、これらの有害物質が歯周組織に炎症を起こします。歯周病で炎症を起こした歯肉には,多数の細菌が接しており、歯周ポケットが56oの中等度の歯周炎の場合,この炎症を起こした歯ぐきと細菌が接している面積を全部あわせると,約72平方センチで手のひら程度の大きさになるといわれています。

歯肉が炎症を起こすと,歯周ポケットの内面が潰瘍の状態になるので,歯周病菌が歯肉中に入り込みます。そして歯肉中に侵入した細菌や細菌が産生した有害物質が血液中に流れ込みます。
これらの細菌や細菌由来の物質が血管を通って全身に運ばれ,いろいろな病気を引き起こすことが、最近わかってきました。これまで,歯周病は口の中だけで問題を起こす病気と考えられてきました。

しかし最近,歯周病は口の中だけではなく,全身に影響を及ぼすことがわかってきました。

歯周病に罹ると歯周組織の細菌の数が増え、増殖した細菌は炎症を引き起こす物質を生み出します。

そして,これらの物質や一部の細菌は,血管の中に入り込んで全身の各器官に拡がり、これらの物質や全身の器官に達した一部の細菌が,全身の病気に関わります。

現在,可能性があると考えられている全身の病気には,動脈硬化などの血管系の病気,心臓病,肺炎などの呼吸器疾患,早期低体重児出産,そして糖尿病などです。


それでは糖尿病と歯周病はお互いにどう関わっているのかを述べていきます。

 

先ず、糖尿病が歯周病に及ぼす影響ですが、糖尿病患者は歯周病に罹りやすくかつ進行しやすいことが示されてり,そのメカニズムとして図に示すような仮説が考えられています。
まず,血糖値の上昇によって,歯周組織の重要な構成成分であるコラーゲンの合成阻害や,歯を支えている歯根膜組織の細胞の機能異常,そして微小循環障害が生じることが考えられます。すなわち,コラーゲン合成や歯根膜線維芽細胞の機能はブドウ糖濃度によって影響を受ける変化することが示されているが,これらに微小循環障害による歯周組織の血行不良が重なれば,傷の治りが遅れたり、感染しやすい環境となり,結果的に歯周病が進行するというメカニズムが,まず考えられます。
次に,最終糖化産物(AGE)による炎症性組織破壊というメカニズムも考えられます。AGEは,高血糖によって体の中の色々なタンパク質が糖化されたものであり、糖尿病患者の歯周組織にはこのAGEが多量に沈着しているといわれています。AGE化したタンパク質は本来の機能を発揮しないため,免疫機能を刺激して炎症性の組織破壊を引き起こしやすいと考えられています。
さらに,脂肪細胞から分泌される生理活性物質であるアディポサイトカインが炎症に関与して歯周病に罹患しやすいともいわれています。糖尿病患者では健康者と比べ, TNF-αやレジスチンというサイトカインの濃度が高いことが知られています。これらのサイトカインによって歯周組織の炎症が進行する可能性があります。
要するに,糖尿病による血糖値の上昇によって全身の組織に様々な障害が生じるが,歯を支えている歯周組織も同じでダメージを受け歯周病に罹りやすく,また歯周病が進行しやすくなるというわけです。
次に歯周病が糖尿病に どう関わっているのかを述べていきます。
重度のU型糖尿病の患者さんが歯周病の治療を受けられた後、糖尿病の指標であるHbA1cの数値が劇的に改善した例などが多く報告されるようになってまいりました。
歯周病の治療によって糖尿病が改善するメカニズムとして,以下の仮説が考えられています。



まず,図の左に示すように,肥満を伴う糖尿病患者では,生理活性物質であるTNF-αやレジスチンなどのサイトカインが脂肪細胞から大量に分泌されます。

これらのサイトカインは,その受容体を介してインスリンの働きを阻害し,骨格筋細胞や脂肪細胞による糖の取り込みを妨害します。すなわち,インスリン抵抗性を増加させてインスリンが働きにくくする状態です。このことによってグルコールが血中に多く残ってしまい血糖値が上がることになります。

一方,炎症性サイトカインは,慢性歯周炎があると血中濃度が上昇するので,さらに増加し、こうして歯周病があるとインスリン抵抗性がますます増してしまって糖尿病をさらに悪化させてしまうことになるのです。

ところが,歯周病の治療をして歯周組織の炎症がなくなるとサイトカインも減少することによって、インスリン抵抗性が改善し,糖尿病も改善していくと考えられています。

このように、お互いに関係を持つということが少しご理解いただけたと思います。糖尿病と歯周病は全く病態の異なる疾患ですが、その背後には予想もしなかった多くの類似点が潜んでいることがわかってきました。また、この2つの病気は一度罹ると元には戻らないという大きな特徴があることを忘れてはなりません。つまり、一度罹ってしまうと体の重要な機能が失われていくということです。

それでは、その類似点を探ってみましょう。

糖尿病も歯周病もその進行は音もなく忍び寄り、気付いた時には「事、既に遅し」というように重症化するまで目立った症状が出現しないことが多いようです。
「サイレントキラー」と言われる所以です。

また、最も大きな類似点は「食」を中心とする生活習慣に影響を受けることです。1型糖尿病や特殊な急速進行性歯周炎や若年性歯周炎などは遺伝的な要因や免疫学的な要素にも左右されますが、両疾患とも発症年齢が40歳前後から増加傾向にあることや家族歴がみられること、そして糖尿病患者(特にU型)の多くは歯周病にも罹っている方が多くみられるなど共通な特徴があります。糖尿病は代謝疾患であり、歯周病は感染症であるという全く異なるものですが、「血管」へのダメージという点では両者とも「血管症」といえる疾患ではないでしょうか。

糖尿病は血管障害や神経障害を特徴とする疾患ですが、口腔内においても舌の知覚異常や歯周組織の循環障害、微小血管障害がおこり歯周病をはじめ口腔乾燥症や味覚障害などを惹起しやすくなると考えられます。

プラークの停滞という歯周病原因菌の活動の場を提供させないことで歯周組織の破壊環境のお膳立てをくいとめ、きめ細やかなケアにより全身的、局所的な環境を改善することが重要です。
糖尿病ではフットケアなどが必須なものとして知られていますが、歯周病が合併症としての位置づけであるならば、オーラルケアも必須なものとして位置づけされるように啓発していく必要があります.

さて、先ほど「生活習慣」と述べましたが、この生活習慣によって引き起こされる病気は初期のうちは、ほとんど症状がみられません。
しかし、体の中では様々な臓器や器官そして血管などが声を上げられないで悲鳴をあげています。「食習慣」「ストレス」「喫煙」「睡眠」「生活環境」等の問題を探ることによってリスクを軽減し生活習慣を変えることが必要ですが、正しい生活習慣を持続することは一人では難しいことです。内科医と歯科医、様々な医療スタッフがチームでサポートし一人一人に合わせた医療が今後は必須なものとなることでしょう。今、糖尿病やその予備軍といわれている方々が毎年50万人づつ増えていると云われております。この時代は糖尿病や歯周病に罹ってからではなく、生まれる前のお母さんのお腹にいる時からの生活習慣から見直す必要があるといえます。基本である「食」については1日○○○Kcalだけではなく、どのように味わい、咀嚼し、食生活の質を高めていくかが重要となります。私たちは健やかに育ち、健やかに老いていくことを目指した医療を実現したいと考えています。


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